暇でもないのになにか書いていた

ここしばらく久しぶりに伺かを触ってたせいか、色々と思い出したりしたことがありました。
そんなわけで、メモ代わりとボツネタやボツゴーストの供養代わりに回顧録みたいなものを。

…本当はTwitterでやろうかとも思ったのですが、量が増えすぎて自重することにしました。

ふと思い立って、伺かのゴーストマスターだった頃を思い出してつらつらつぶやいてみることにする。
もう更新終了から4年とか経ってるし、記憶が曖昧だったり間違ってたりするのは間違いないと思うが、気にしない方向で。



凛然。
最初に作ったゴースト。配布開始は2005年4月。…恐ろしいことに、そろそろ10年が見えてきた。マジでこええよ。
作り始めたきっかけってなんだったんだろう。伺か使ってるうちにゴースト制作に興味を持つようになったのは間違いないんだけど。当時からフリーシェル配布とか各種shioriとか色々あったし、ゴースト開発の土台みたいなものはあった。
使ったフリーシェル吉野桜さんの「スケッチブックを持った少女と白いナマモノ」。チョイスした理由は氏のイラストの巨乳っぷりに惹かれたからと、氏のサイトのトップにあった「金髪巨乳お姉様属性」に全力で頷いたから。…フリーシェルは貧乳だったけど。
レトロゲームの話題に特化したゴースト。初めて作るゴーストなので、自分が更新しやすい話題をしゃべるのがいいな、ということで、自分の趣味を全力でぶちこんだ。結果、確かに他のゴーストより更新はしやすかったと思ってる。
伺かにかぎらず、何か新しい事なりゲームなりやるときは、まず使いやすいものを選ぶことにしてる。慣れることがまず大事だから。だけど結局、それを使い込んじゃうので特殊なことがやりにくくなってしまうところも。
ゴースト公開からすぐに使ったフリーシェルが大幅リニューアルして、それを導入した直後に人気が上がったような覚えがある。ゴーストってシェルの力が本当に大きいんだよな。
シェル作者の吉野桜さんにはこの時点ですでにお世話になりまくり。然の変身とかシェル投げてくれたからやったようなもの。
シェル側に限らず、ゴーストの動作についても色々な人に助けられてた。クイズ機能なんかは作ってくれた人がいたから実装できたようなものでありがたい限り。
後はゴースト作ってて、やっぱりSSTP Bottleの影響が大きかったなと思う。ボトラーの皆様のおかげでゴーストマスターやってられました。


大後悔時代。
何か全力で後悔したことがあって、それをそのままゴースト化した勢いの権化。着想からリリースまで実に5時間だったらしい。
ノリと勢いで作った手抜きゴーストのくせに、うちの一番人気であった。まさか追加シェルまで作られるとは思いもしなかった。
いろんな人のいろんなネタを投入させていただいたゴーストだった。一番更新ペースが良かったかもしれない。
「凹む話は笑い話に転化して人に話せ、そうじゃなきゃ他人に話すな」という個人的信条が、端的に現れたゴーストである。


麗&グラディウス
おそらくうちで最も不遇だったゴースト。
シェルはやぎむつきさんの黛を使った。巨乳に惹かれて(えー)。シェルの色だけ改変したんだったか。アンチエイリアスがされてない仕様だったので、ドット絵の要領で改変した覚えがある。
方向性を全力で迷走して、公開当時は時事ネタ系ゴーストのつもりだったが、更新ペースが確保できない(サボリ癖)ため行き詰まった。その後設定やトークを見なおして、何故か魔法少女方面にシフト。結局あまり更新してやれなかった。
うにゅう側が携帯電話型だったので、当時の携帯電話各社のブランド名を全部混ぜて苗字にする暴挙。今見ると時代を感じる。
篁って苗字は元聖飢魔IIルーク篁から。麗は凛然や和惠がそれぞれ名前一文字だったから、それに合わせた覚えがないではない。
グラディウスは当時ブログにも書いた覚えがあるが、名前が思いつかなかったので適当なでっちあげ。


和惠。
構想自体はかなり早い段階から出てきていた。凛然のトークを書いてるうちに、世界観が広がった結果出てきたゴースト。というか凛然公開前の段階ですでに姉二人の設定は存在した。それを突き詰めるうちにゴースト化の企画ができたというべきか。
当初は緋龍華 麒麟氏の「フリーシェル」を使う予定だったが、話しているうちに吉野桜さんに描いていただけることになり、改めてデザインを設定しつつ依頼。出来上がりを見つつ、色々と注文をつけてた。
凛然のトークの段階で巨乳爆乳は確定してたので、それを前面に押し出すゴーストに。犬飼ってるとかの設定は和惠のゴーストのトークを書いてるうちに出てきた設定。
ゴーストとして開発を始めてからリリースまで年単位で経ってて、うちのゴーストでは最長だったのではないかと思う。シェルの完成を待ってたのが主な理由だけど、今にして思えばよくモチベーション続いたなあ。
使ったことある人は(つーかシェル見た人でも)知ってると思うが、明確にエロ方面に走りつつギリギリ(?)年齢制限のかからないところにおちつけている。R18ゴーストにするか迷ってたんだけど、結局踏み切る度胸がなかった。
とにかく自分の語彙や言葉の引き出しが少ないことを痛感したゴーストだったと思う。特にさわり反応とか充実させないといけないゴーストで、それを出来なかったのは致命的だったと思う。


BORG。
フリーシェルの「ばーむくーへん」を直感的に気に入って、そのままゴーストを作り始めた。…そしたらぜろでばいどさん(今なんてハンドルだったか失念)とシェルが被った事が発覚、さらに青葉のぞみさんに唆されて、二人でゴーストを同時公開するというネタをやるはめになった。
向こうは普通のゴーストだったんだけど、こちらは被り発覚前から貧乳っぷりを逆手に取った女装系男子ゴーストとして開発していた。さらにぜろでばいどさんと盛り上がった結果、向こうの「そめいまりか」と世界観を共有することになった。
とすると当然更に同じ世界観の「そめいよしの」とも共有することになるわけで、結局その2ゴーストありきのゴーストになってしまった。
沙智緒はBORGのネタが発展する中で出てきたキャラ。白いの氏に無理言って追加で描いてもらった。
自分のサイトが消滅した時、うちで配布してた中でBORGだけは再配布をお願いしなかった。世界観が完全に他の人の(更新中の)ゴーストに乗っかってしまうので、それが発展していくには邪魔になるように思ったからだったと思う。
あとこっちが音信不通の状態になってたので、そういうネタ合わせも出来なかったし。…確かそういう理由だったはず。
うちのゴーストの中では、当時最も詳細に設定を作っていた。ぜろでばいどさんとのネタ合わせをしていくうちに、設定が細かくなっていったと思う。


Caroline Sinclair-Rollinson。
ゴスロリお嬢とメイドさんの鉄板コンビゴースト。ゴースト名はお嬢様のフルネームそのまんま。
当時ボトルとか虹裏とかで素直クールがやたら流行ってて、それでゴーストが出来ないか試していたら、素直クールというか刃物フェチお嬢様が誕生していた。単純に素直クールネタだけではとてもトークが足りず、ひとネタ足した結果なのだが。
使用フリーシェルはこれまた吉野桜さんの「GOTH」…と、歌麿さんの「エメラルドスプラッシュ」(左右反転)の合わせ技。予想外に綺麗にはまってたように思う。
…んだけど、後に桜さんが「GOTHIC」にバージョンアップ、ソロシェルだったのが何故かメイドさんつきになった(というか、どうも描き直しついでにこのゴーストに合わせて相方用意したらしい。びっくりである)ので、差し替え。
キャロラインの名前はイギリス系。確か当時、DSの「ロンドニアンゴシックス」で遊んでたような記憶もあるので、その影響があったかもしれない。
ネリーの名前は苗字は後付、名前の元ネタはPSの「ルナ・ウィング」ってゲームだった気がする。確か飛行船動かすためのAIみたいなキャラがメイド服でネリーって名前だったので、そこから取ったような。
結局当初の素直クールはどこへやらだった。


FRESH WIND。
友人、というかぶっちゃけ兄弟こと水無月藍氏だが、彼とは割とよく猥談めいた雑談になっていた(最近でもたまにある)。
そういうところで出てきたネタがあまりに面白いので、それをそのままゴーストのトークにしたらどうだろうという話になって、それで出来たゴーストが彼らだった。
んで下ネタばっかりなのもいくらなんでもあれだからとキャラクター設定をまじめに考えて、結果「外面の良いイケメンが家に帰ると変態と化す」という方向性に。相方はそれに振り回される妹で、ユーザは彼らの友人という設定になった。
リリースしたところ、妙な人気を博した気がする。んだが、爽太の性癖やトークを面白がってくれるのはいいとして、何故か女性受けが良くて完全に想定外で驚いた。聞いてみると、ギャップ萌えなんだとか。へええええ。
使ったシェルは、寿明飛鳥さんのフリーシェル「あー。改」と、緋龍華麒麟さんの「キャラクターなんとか機」からの改変。キャラクターなんとか機の画像を反転して縮小して、うにゅう側に配置した。


今日の竜崎麗美
当時参加してたチャットルームで、一定のお題にそってゴーストを作るという企画があり、「ギャルゲーヒロイン自動生成」(http://www5e.biglobe.ne.jp/~mybook/auto3.html)で生成されたキャラをそのままゴースト化する、というお題で作ったゴースト。
生成結果の画像が手元に残ってないので、どういうキャラだったかは忘れてしまったのだが、極力結果に忠実だったはず。
ソロゴーストを作ったのは初めてだったが、普通にユーザとトークするゴーストでもおもしろみがないなと、妙に凝ったことをしようとした結果、ユーザという神の視点から見える範囲で自分の生活を行うだけという、変なゴーストになった。
シェルは自動生成ツールに合わせてキャラクターなんとか機による。ツールの都合か、同じ色合いにならなくてそこだけは妥協した。




ここまでリリースしたゴースト、8ゴースト。多いな。
ついでだから、ネタの供養を兼ねて、当時作りかけてたゴースト達についても触れることにする。
構想だけじゃなくて、当時すでに作りかけてはいたんだが、PCクラッシュで製作中のデータも開発環境もお亡くなりになったので、陽の目を見ることはなくなっただろうと思うので。



そのいち。
ガチャフォース二次創作ゴースト。
ガチャフォースの世界観って、主人公たちと同じ境遇の、つまりGFコマンダーとなった少年少女とそのパートナーボーグが別にいたとしても何もおかしくない状態だったので、じゃあそういうキャラを作ろうという流れ。
にさくら側(GFコマンダー)を男女から、うにゅう側(パートナーボーグ)を4キャラからそれぞれ初回起動で選択するという暴挙に。
とは言えそれぞれ語尾やシェル指定をいじる程度だろうから、それほど処理は難しくなかったと思うけども。
キャラクターの外見や名前なども、ゲームに文法を合わせた。男子はフクロウ、女子はカタツムリがモチーフだったと思う。
珍しくというべきか、フリーシェルを使わない予定だった。というか、さくら側は白いの氏に描いてもらってたし、うにゅう側は自分でドット打ってなんとかしようとしていた。


そのに。
ソロゴースト企画で、「Pedantic Lady」とかいうゴースト名になる予定だった。
頭の回転が早すぎて会話がついていかないお姉さんという設定で、つまり一度何かについて話を始めると、その途中に出てきた単語に自分で反応して、その単語について話を始めてしまって、短い間に幾つもの話題が飛んでいくというわけのわからないトークをするゴーストだった。
わかりやすく言うと、Wikipediaで調べ物をしてたら途中にあるリンクが気になってそこから別の単語に飛んで、さらにそこから次の単語へと飛んで行く感じ。専門用語で遭難といいます。うん、説明しても理解してもらえる気がしない。
シェルとしては、いとうべん太さんの「Cremisispada」を利用する予定だった。名前は智慧理。